「子どもたちに受け継がれるニッポンの心」

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住友 夏代(すみとも なつよ) さん
(日系社会青年ボランティア・ブラジル・小学校教諭・2013.7~2015.3)

現職教員特別参加制度を活用して日系社会青年ボランティアに参加した住友さんに、谷村国際協力推進員がインタビューしました。

配属先の子どもたちと一緒に。中央が住友さん
配属先の子どもたちと一緒に。中央が住友さん

私の配属先は、ブラジル・サンパウロ市内の日系社会にある幼小中一貫の私立校、ミラソウ学園でした。会話を中心とした日本語教育の活動を期待されていましたが、日系の子ども達のほとんどは「自分はブラジル人」という気持ちで、日本語がおもしろくないと感じているようでした。そこで、遊びやダンスなどを通して楽しい日本語の授業を心がけました。日系社会での日本文化の継承は大きな課題。時間はかかるかもしれないけれど、子どもたちが大人になった時に自分のルーツを大切にできるように、という気持ちで活動に取り組みました。
一番印象に残った活動は清掃活動です。子ども達は「掃除はお手伝いさんがしてくれるので自分はやらなくていい」という感覚でしたが、責任感や自立心を養うために係活動として教室や校内の清掃活動を始めました。最初は文化の違いによるものか、保護者からのクレームに悩みましたが、子ども達の成長する姿を見た学園の経営者や同僚の先生が活動の意義について保護者向けの説明会をしてくださり、活動への理解を得ることができました。最後には清掃活動実施マニュアルを作成して、ブラジル国内の日系の学校へ配布し、「うちの学校でもぜひ実施したい」という声を頂くこともできました。

日本のダンスで楽しく日本語の勉強!
日本のダンスで楽しく日本語の勉強!

帰国後も、派遣前と同じ小学校へ復職。「世界の果てまで知ってQ」というクラブ活動を発足させ、世界について知り、様々な文化を体験する活動をしています。今後は在住外国人と積極的に関わっていきたいと考えていますし、自分の経験を通して子どもたちが世界をより身近に感じてもらえるようになれば、と思っています。

jica-brazil

 

 (写真提供:JICA/渋谷敦志)