出版物

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   ●ニック・ニュース

 

 

 

 

 

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    ●ナゴヤカレンダー(英語版)

    ●ナゴヤカレンダー(ポルトガル語版)

 

 

 

 

 

   ●外国人向けサービスのご案内(日本語版・英語版)

 

 

 

 

 


ニック・ニュース各コーナー


NIC NEWS 2018年 12・2019年1月号

12・1月号が完成しました。

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ニック・ニュース10・11月号 モニターアンケート

ニックニュース読者モニターの方々からよせられたコメントを掲載します

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NIC NEWS 2018年 10・11月号

10・11月号が完成しました。

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ニック・ニュース2018年8・9月号 モニターアンケート

ニックニュース読者モニターの方々からよせられたコメントを掲載します

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ニック・ニュース2018年6・7月号 モニターアンケート

ニックニュース読者モニターの方々からよせられたコメントを掲載します

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NIC NEWS 2018年 8・9月号

ニック・ニュース8・9月号ができました!

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NIC NEWS 2018年6・7月号

《特集》”誰も 置き去りにしない”世界を目ざして~1枚のはがきがつなぐ、心と心」~
《NICあれこれ探検隊》NICの社会見学
《グローバルに活躍する若者たち》”私たちにもできる、私たちだからできる”活動で笑顔を届ける!

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ISCニュース 2018春号

ISCメールマガジン2018夏号をお届けします。

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NIC NEWS 2018年4・5月号

《特集》世界とつながる名古屋の玄関~空港・港のおもてなし~
《NICあれこれ探検隊》NICで活躍する多様なボランティアさん
《グローバルに活躍する若者たち》NIC Global Youth Awardを開催しました

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ニック・ニュース2018年2・3月号 モニターアンケート

ニックニュース読者モニターの方々からよせられたコメントを掲載します

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NIC NEWS 2018年2・3月号

《特集》外国人と共に考える 災害への備え
《NICあれこれ探検隊》国際留学生会館チューター
《グローバルに活躍する若者たち》奨励賞受賞団体からのメッセージ

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ニック・ニュース2017年12・2018年1月号 モニターアンケート

ニックニュース読者モニターの方々からよせられたコメントを掲載します

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子どもニック・ニュース冬休み号 読者モニターアンケート

ニックニュース読者モニターの方々からよせられたコメントを掲載します

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NIC NEWS 2017年12・2018年1月号

《特集》生活者を支える通訳 ~コミュニティ通訳の仕事~
《NICあれこれ探検隊》ラジオ放送ボランティア
《グローバルに活躍する若者たち》特定非営利法人 わぴねす

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ニック・ニュース2017年10・11月号 モニターアンケート

ニックニュース読者モニターの方々からよせられたコメントを掲載します

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NIC NEWS 2017年10・11月号

《特集》共に活躍する時代へ ~外国人留学生と就職~
《NICあれこれ探検隊》こんにちは!「はがきちゃん」です!
《グローバルに活躍する若者たち》金城学院大学 佐藤奈穂ゼミ DIAGIRL

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ニック・ニュース2017年8・9月号 モニターアンケート

ニックニュース読者モニターの方々からよせられたコメントを掲載します

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子どもニック・ニュース夏休み号 読者モニターアンケート

ニックニュース読者モニターの方々からよせられたコメントを掲載します

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NIC NEWS 2017年8・9月号

≪特集≫外国につながる子どもの教育
≪NICレポート≫書き損じはがきをご寄付いただきました
≪NICあれこれ探検隊≫国際交流活動はぜひNICで!
≪NIC PAGE≫ NICのイベント情報

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ニック・ニュース2017年6・7月号 モニターアンケート

ニックニュース読者モニターの方々からよせられたコメントを掲載します

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NIC NEWS 2017年6・7月号

≪特集≫人々の心に平和のとりでを築こう ~民間ユネスコ70周年~ “ユネスコ世界寺子屋運動” 現地からの報告
≪NICレポート≫日本赤十字社愛知県支部と多文化共生事業の連携協力に関する協定を締結
≪NICあれこれ探検隊≫外国語で楽しむ絵本の会
≪NIC PAGE≫ NICのイベント情報

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ニック・ニュース2017年4・5月号 モニターアンケート

ニックニュース読者モニターの方々からよせられたコメントを掲載します

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NIC NEWS 2017年4・5月号

≪特集≫名古屋の魅力を考える
≪国際留学生会館から≫「何ごともポジティブに!~1年半のチューター生活をふりかえって~」
≪国際協力の窓≫「あたたかい南の島の、あたたかいパラオ家族たち」
≪NIC PAGE≫ NICのイベント情報

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ニック・ニュース2017年2・3月号 モニターアンケート

ニックニュース読者モニターの方々からよせられたコメントを掲載します

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「クラスのみんなで‘ふしぎの国’を旅してみよう!」

名古屋市立葵小学校のご協力により、「子どもニック・ニュース2016年冬休み号」を活用した特別授業を実施していただきました。

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NIC NEWS 2017年2・3月号

≪特集≫外国人と地域防災 ~災害弱者ではなく役割を担う一員として~
≪国際留学生会館から≫ 「日本での就職活動」
≪国際協力の窓≫ 「アフリカから変える!世界の建築!」
≪NIC PAGE≫ NICのイベント情報

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ニック・ニュース2016年12・2017年1月号 モニターアンケート

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子どもニック・ニュース冬休み号 読者モニターアンケート

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NIC NEWS 2016年12・2017年1月号

≪特集≫【特集1】外国人の保健・医療・福祉/【特集2】NIC日本語の会の25年
≪国際留学生会館から≫ 「一番大切なことはコミュニケーション」
≪国際協力の窓≫ 「新しい自分の発見! in スリランカ」
≪NIC PAGE≫ NICのイベント情報

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ニック・ニュース2016年10・11月号 モニターアンケート

ニックニュース読者モニターの方々からよせられたコメントを掲載します

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NIC NEWS 2016年10・11月号

≪特集≫世界の食料と私たち
≪国際留学生会館から≫ 「日本文化を伝えられる日本語教師を目指して」
≪国際協力の窓≫ 「世界一幸せな国・パラグアイ!~移民と広げる世界の輪・和~」
≪NIC PAGE≫ NICのイベント情報

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ニック・ニュース2016年8・9月号 モニターアンケート

ニックニュース読者モニターの方々からよせられたコメントを掲載します

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NIC NEWS 2016年8・9月号

≪特集≫スポーツからつながる世界
≪国際留学生会館から≫ 「日本留学で自分探し!」
≪国際協力の窓≫ 「スーダンへの情熱から生まれた、ミニクロワッサン!」
≪NIC PAGE≫ NICのイベント情報

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ニック・ニュース2016年6・7月号 モニターアンケート

ニックニュース読者モニターの方々からよせられたコメントを掲載します

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NIC NEWS 2016年6・7月号

≪特集≫途上国における教育の現状と支援
≪国際留学生会館から≫ 「私の日本での留学生活」
≪国際協力の窓≫「私のもうひとつの故郷・ラオス」
《NIC PAGE》NICのイベント情報

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ニック・ニュース2016年4・5月号 モニターアンケート

ニックニュース読者モニターの方々からよせられたコメントを掲載します

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NIC NEWS 2016年4・5月号

≪特集≫日本に暮らす外国人
≪国際留学生会館から≫「留学生の日本での就職活動について」 ~外国人留学生就職支援セミナー~
≪国際協力の窓≫「私にもできた!ものづくりで生まれたフィリピンの子ども達の笑顔」
《NIC PAGE》NICのイベント情報

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ニック・ニュース2016年2・3月号 モニターアンケート

ニックニュース読者モニターの方々からよせられたコメントを掲載します

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NIC NEWS 2016年2・3月号

≪特集≫海外での被災地支援から ~NGO・NPOレポート~
≪姉妹友好都市の広場≫姉妹都市シドニー市からの贈りもの
≪ニックページ≫NIC が行う催し・募集情報

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ニック・ニュース2015年12・1月号 モニターアンケート

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NIC NEWS 2015年12・2016年1月号

≪特集≫グローバル社会に向かう若者たち
≪NICイベント報告≫外国人の子どもたちが大活躍! 「絵本のひろば」
≪NIC PAGE≫ NICのイベント情報

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特集「グローバル社会に向かう若者たち」

今月号は、「グローバル人材」をキーワードに、県内の高校や、地元企業で世界に向かう若手社員に取材しました。

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グローバル社会に向かう若者たち:インタビュー

1995年に渡米し、ジェトロ・ニューヨークに長く勤めた後、ニューヨークで自身の会社を立ち上げた古市裕子さんに、起業に至る経緯や、その中で大切にしてきたポリシーなどをお聞きしました。

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外国人の子どもたちが大活躍!!「絵本のひろば」

8月1日(土)、2日(日)、「絵本のひろば in Nagoya」を当センターで実施し、のべ408名の方々に参加していただきました。

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1年間のチューター生活を振り返って

国際留学生会館のチューターを務めた岡田実緒理( 愛知大学4年生)さんに、これまでの活動を振り返っていただきました。

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名古屋まつり

名古屋まつりに、姉妹友好都市より総勢60名を超える親善使節団が名古屋を訪れ、様々なイベントを通して市民との交流を深めました。

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33年越しの夢が叶った!それは、パプアニューギニアの数学の先生

県立高校の数学教師として33年間勤務された後、念願だったシニア海外ボランティアに参加された大石さんに、谷村国際協力推進員がインタビューしました。

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ニック・ニュース2015年10・11月号 モニターアンケート

ニックニュース読者モニターの方々からよせられたコメントを掲載します

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NIC NEWS 2015年10・11月号

≪特集≫「水」をとおして「世界」とかかわる ~自治体の国際協力:名古屋市上下水道局~
≪NIC PAGE≫ NICのイベント情報

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「水」をとおして「世界」とかかわる ~自治体の国際協力:名古屋市上下水道局~

  わたしたちが生きていく上で必要不可欠な水。日本ではほとんどの場所で、蛇口をひねれば飲むことのできる水を入手できます。しかし世界にはまだ、安全な飲料水の確保が難しい地域が多くあります。 2000年に採択された国連ミレニアム開発目標には「2015年までに、安全な飲料水と基礎的な衛生施設を持続可能な形で利用できない人々の割合を半減させる」という目標が掲げられました。この目標は2010年の段階で達成されたとの報告*1がありますが、それでもまだ不十分であることが指摘されています。 水はまた、衛生的な暮らしを支えるために大切なものです。アジアやアフリカなど、そうした設備が不十分な国がまだ多く存在しています。 みなさんは、こうした「水」に関して、名古屋市が国際協力を続けてきたことをご存知ですか。   名古屋市上下水道局の国際協力 名古屋市上下水道局の国際協力事業は、1978年11月、国際協力機構(以下、JICA)の技術協力の一環として、名古屋市の職員をタイへ派遣したところから始まりました。それ以降、期間の長短はありますが、漏水防止や水質管理などを中心に、水道技術の専門家として、職員を開発途上国に派遣しており、派遣総数は、2014年度末で28か国175名に上りました。こうした「専門家派遣」をはじめ、上下水道局では、大きく分けて四つのカテゴリーで支援を進めてきています。 二つ目は、海外からの「研修生の受け入れ」です。1983年にタイからの研修生を1名受け入れ、以来2014年度末までに、のべ97か国から1,495名を受け入れてきました。 三つ目は、JICA主催の「草の根国際協力事業」です。地方自治体が提案団体となり、JICAの採択を受けて事業として成立するもので、政府では手の届きにくい、実務レベルのきめ細かな協力を行っていこうとするものです。名古屋市は1978年にメキシコ市と姉妹都市提携を結んでいる関係もあり、2005年からの6年間、同市において水道の水質管理プロジェクトを展開しました。その後も、下水道事業で支援を続けています。また、2013年度からはスリランカでも、この事業を通じて配水管施工管理能力強化プロジェクトを実施しています。 四つ目は、「水ビジネスの海外展開」の支援です。途上国の水インフラの整備と併せ、水技術を生かして日本経済の振興・発展にもつなげていこうという国の方針を受け、そこにこの地方が持つ水技術を生かせないかという事が検討されています。世界の水問題解決のために中部地方の産官学が連携した「水のいのちと ものづくり中部フォーラム」が発足(2009年 6月)、名古屋市も、産業界への経済活動支援及び国際貢献と して、参加しています。 ●日本のODA(政府開発援助) 政府や政府機関が、直接開発途上国に行う援助や出資であり、以下のものがある。 ・有償資金協力(円借款):低金利で、返済期間が長い、ゆるやかな条件で開発資金を貸し付ける援助形態。 ・無償資金協力:被援助国に返済の義務を課さない資金協力。 ・技術協力:社会・経済の開発の担い手となる人材を育成するために必要な、日本の知識や技術、技能の移転や支援。専門家派遣や研修生の受け入れはここに含まれる。 座談会 今回は、名古屋市の国際貢献の中で、専門家として海外に派遣された4名の上下水道局職員に、現地での活動を伺うため、座談会を行いました。 ……………………………………. 派遣先の水事情と支援事業 ……………………………………. 遠藤:メキシコシティへは、下水道の専門家としてプロジェクトの最終評価のために行きました。 下水道はほぼ普及していましたが、集めた水の処理率はおよそ2割。それ以外は未処理のまま放流されており、農作物被害などの苦情が出ていたそうです。また下水道の歴史は非常に長いのですが、管の老朽化が進んでいる他、1985年のメキシコ地震被害で傷んでいました。しかしそうした状態を十分把握できず、管の損壊による道路の陥没や管の詰まり等の問題が起きてから対処していました。そのため、事故を未然に防ぐための事前調査の方法や管の改良の他、処理場における適切な水質管理やポンプ施設での機能確保のための 設備点検等に関する支援を行いました。 安田:スリランカのコロンボへは、下水道の専門家として、2年という長期で派遣されました。下水道が本格的に整備されているのは、一番大きなコロンボ市。イギリスの統治時代に整備されており、約90年の歴史があります。その分古く、管路も短い。名古屋市の下水管路は全長7,800キロあるのですが、コロンボではたった 320キロでした。 現地の課題は多く、下水処理の重要な過程である汚泥処理がうまくいってないことや、管路の維持管理・予防保全ができていないことでした。そこで、処理場での課題解決や図面のデジタル化と共に、計画的な予防保全を行うためのプラン作りで技術支援をしました。 高倉:同じくスリランカのコロンボには、水道事業の専門家として派遣されました。先ほどの話にもありましたが、イギリスの統治時代に設置された管が、現在もまだ使用されています。もちろん古いものは漏水があるので新しい管に替えるのですが、新しく替えた管からもすでに漏水していました。つまり、施工時の技術に問題があるのでは、と。スリランカから来日した研修生に技術指導をするのですが、そうした知識や技術が現地で共有されていることが少ないと感じ、職員が現地の地方事務所に直接出向いて指導する計画を立てました。 杉山:タイのバンコクに、水道事業の専門家として派遣されました。首都圏の面積は名古屋市よりも広くて人口も多く、名古屋の6倍の配水量でした。給水率(水道普及率)は92%です。ただ無収水*2の割合が名古屋市の6%に比べてバンコクは30%と多いです。 名古屋市からタイへは、1978年から専門家を派遣しています。有償資金協力の円借款が1979年から2000年まで7次にわたって上下水道事業の支援をしている他、無償資金協力で水道技術訓練センターを立ち上げ、それも支援してきました。また2010年から第8次が始まり、名古屋市は配水管理においての技術支援をしました。 浄水場の水は飲めるのですが、管を通る間に水が汚れてしまいます。その要因となる管の劣化や水圧の不安定さをなくすため、管を取り替えられればいいのですが、道路の掘削許可が下りない。ただ、漏水があると道路も悪くなってしまうので、緊急修繕といって縦穴を掘って直せますが、線的に掘って管を替える許可が下りず、計画的な管の取り替えが難しいのです。 ……………………………………. 支援の成果や今後の方向性 ……………………………………. 遠藤:管の調査や整備については、順調に進んでおり、大規模な処理場も建設中ですが、職員や市民の、下水処理に対する考え方を変えていく必要があるように思いました。下水道に捨てられた大量のごみがポンプにつまって止まってしまうこともあるようです。でもふり返れば、名古屋の下水道も昔は集めて流すだけでしたからね。メキシコは、今はまだその状態なのかもしれませ ん。だからこそ、意識改革を図ることも大切です。 安田:以前の派遣で、キャンディ市で下水処理施設の建設予定地探しを手伝っていましたが、実際に処理場の建設が始まったと聞きました。やはり、せっかく築いたお互いの協力関係を継続していくことが大切です。 高倉:信頼関係が必要だと思います。そのためには、誰か一人でも長期的に現地に滞在し、相手側と信頼関係を築くことが大切です。 また、名古屋には、技能の実地訓練ができる研修センターがありますが、自治体の中でも割と早くに造られたもので、かなり先進的だったと思います。それをモデルとした研修センターが今、現地で建設中です。2年後に完成予定で、このセンターで教えられる現地の人材を育成していくことも大事な支援です。 杉山:タイでも、新しい管からの漏水が多く、ほとんどが施工の質の問題でした。写真を撮ってしっかり管理するなど施工時のルールを決め、それを守らない業者は入札に参加させないなど、厳しく管理しているようです。現地とは協定を交わして今後の協力体制も取れていますし、他にもSNSでグループをつくり、現地と情報交換を続けています。 ……………………………………………….. 将来的な目標や支援の今後について ……………………………………………….. 遠藤:相手国の歴史や文化、組織をきちんと知った上で支援の仕方を考えないと、それを持ち帰ってもらった時に成果に結びつかないのではないかと思います。国が違えば組織も違います。組織としての課題を持って日本に研修に来てもらい、自国で成果が出るような形を作っていかなければいけない。 安田:現地には、日本の国旗が入った立派な機械が入っていても、必要な部品がなかったり、薬品が買えなかったりして、ほぼ使われていないものもありました。日本の技術をそのまま導入するのではなく、現地で使えるもの、現地向けにカスタマイズした、メイドインジャパンのきめ細かい支援をしていけたらいいと思います。また、名古屋市全体でスリランカの支援にかかわっていけるといいな、とも思います。 高倉:水道事業は、「技能」と「技術」の両輪で動いていくものです。現在は派遣されるのは技術者の人間ですが、実際の現場でボルトを締めたりする職員が現地に行って、技能的な指導にかかわるのも、大切だと思います。 杉山:私もそう思います。ミャンマーで漏水調査の技能を教えた経験がありますが、それはまさに現場の職員が日常業務でやっていることです。彼らがいてくれたら、もっと教えられることがあったのではないかと思いました。またタイでは、設計と施工側の人的交流が少ない。よりよいものを作るためにも、積極的に交流し、セクショナリズム(排他主義)を払拭してほしいです。 遠藤:現地への派遣は、日常の中では経験できないようなことが経験でき、自分の視野の広がりにもつながるので、ぜひ、多くの職員に積極的にかかわってほしいと思っています。 *    *    *  上下水道局で国際協力を担当する柵木(ませぎ)由美参事は「名古屋市の上下水道は、新たに水道管や下水管を布設する拡張時期は終わり、これからは管理という段階に入ってきている。実際の布設に関わるという経験ができる職員が少なくなってきており、我々の技術の継承は大きな課題となっています。開発途上国に職員が行き、そこで実際に水道・下水道事業の立ち上げや拡張といった技術指導にかかわることは、事業の基本をまさに実地体験として学ぶことができ、とてもいい機会となっています」と話します。 人々が生活し、生きていくために必要な水道事業において、高い技術を持つ名古屋市の上下水道局。職員の皆さんが持つ技術力という「財産」を継承し、国際貢献として多くの国々で役立てられることを期待しています。   […]

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