2015.05.20
ゾフィアさん
2月14日(土)、名古屋市港図書館で、「外国語でおはなし会」を同図書館と共催で開催し、30名以上の親子が参加しました。
読み聞かせを行ったクルザウィンスカ ゾフィア アンナさんはポーランドの出身で、文部科学省の奨学金を得て、現在は国際留学生会館で暮らし、南山大学の交換留学生として勉学に励んでいます。
当日はポーランドの絵本3冊の読み聞かせの他、衣食住について話しました。
読み聞かせは、マリア・テルリコフスカ著『しずくのぼうけん』をポーランド語と日本語で、ウリ・シュルビッツ著『ゆき』と『夜明け』を英語と日本語で行い、皆興味津々で聞き入っていました。
また、会場内にはポーランド関係の本やお金も展示してあり、参加者の興味をひいていました。
同会で最も盛り上がったのは、ポーランド式のジャンケン大会でした。ジャンケンの仕方は日本と同じですが、最初のかけ声がポーランド語なので、子どもたちははじめは戸惑っていましたが、慣れてくると表情も明るくなり、最後は皆が夢中になっていました。
ゾフィアさんとの交流を通して、少ない時間ながら参加者はポーランドの文化を味わえたのではないでしょうか。
最後は全員で「パパ」(じゃあ、またね)とポーランド語で挨拶し、別れを惜しみました。
ゾフィアさんは、「今回のようなお互いに顔が見える交流や絆を深める機会を通して、ポーランドと日本の架け橋となることを願っています。このような機会を通して日本の子どもたちに喜んでもらえたことは、忘れられない感動的な思い出となりました」と語りました。
国際留学生会館とは...NICが2001年から管理・運営している、名古屋市港区にある留学生専用の宿泊施設。居室90室のほか、研修室や和室、体育室などを備え、100名の留学生が生活できる。日本文化理解講座の開催や各種相談・情報提供、地域住民との交流などを行っている。