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誰もが自分のポテンシャルを信じて挑戦できる社会を。 長尾 晴香(多文化社会コーディネーター)

2023.07.15

長尾様顔写真.jpgのサムネイル画像

長野県で生まれ育ち、大学進学を機に名古屋へ。その後、就職を機に岡崎へ。

2010年「Vivaおかざき!!」 (現:一般社団法人ViVarsity)を立ち上げ、地域に住む外国人住民への情報提供やセミナーの実施、また外国ルーツをもつ人々への日本語教室などを行う。2019年、(株)link design lab を設立し、企業内の外国人材の育成や環 境整備にも取り組む。

「知らない」なんてもったいない

 中学生のときに、オーストラリアで2週間のホームステイを経験したことをキッカケに海外に興味をもちました。大学は英米学部に進学し、気づけば私の周りは海外や英語好きな友人ばかり。ところが社会人になってから、日本社会があまり外国人を歓迎していないと感じることもありました。外国人を敬遠してしまうのは、相手やその国の文化を「知らない」ことが原因のひとつかも知れないと感じました。一方で、日本人となかなか接点をもてないという声も多く、外国人もまたハードルを抱えていることを知りました。同じ地域に住んでいるのに、別々に暮らしている状況は「もったいない」と思い、お互いを知れる場をつくってみたいと考えるようになりました。

 

Action Trumps Everything - 行動はすべてに勝る

 そんな同じ想いをもつ仲間たちと2010年に「Vivaおかざき!!」を設立。外国人住民が県内4番目に多い岡崎市で、日本人住民と外国人住民をつなぐ活動を始めました。こうして自身の想いを形にできたのも、一緒に活動できる仲間に出会えたからです。モットーは、"Action Trumps Everything"。小さくてもいいから、自分たちでできる形でまずはやってみて、繰り返し、そして行動を止めない―。周りを非難したり、現状を嘆くのではなく、まず自らそれらに働きかけることで、何かひとつでも変えていくことを目指してやってきました。

 

【NNWEB】.jpg

人生で探しながら進んできた

 「心からエネルギーが湧いてくるものはなに?」と尋ねられたら、皆さんは何と答えますか。学生時代の私に「これをやるんだ!」という強い意志や明確な目標があったわけではありません。それでも、小さな違和感や「こうだったらいいのになぁ」という想いを少しずつ行動に移していく中で、「自分が大切にしたいもの」が見えてくるようになりました。「多文化共生」に私が今このように携われるのも、自分の関心事の延長線上にあったもの。これからも仲間と一緒に模索しながら進んでいきたいと思っています。

地域の人々と"共に"

 外国にルーツをもつ人々と関わる中で私が大切にしているのは、地域の人々を巻き込んでいくことです。日本語教室など、事業に協力してくださるボランティアの方々はお客様ではなく一緒に活動していく仲間です。「外国人は可哀そう」、「こんな課題があるんです」で終わりではなく、だからこそ、どのような関わりができるのかを一緒に考えていくようにしています。"共に"活動することで、多様な人々との出会いや様々な価値観に触れることができ、多文化共生への理解につながると考えます。外国人の悩みや不安に寄り添ってくれる地域住民が増え、外国人と日本人が一緒に学び助け合う場面に立ち会えることに、何よりの喜びを感じます。

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