2023.09.08
8月27日(日)に、絵本のひろばを開催しました。このイベントは、毎月第二、第四日曜日に開催している「外国語で楽しむ絵本の会」の夏休み拡大版として、毎年開催されています。今回のテーマは「世界の食べ物」。外国人講師による「食」に関する絵本の読み聞かせ(3回)と、世界の料理の紹介を通して「多様性」について考える時間となりました。
絵本の読み聞かせ①
Palomino Ylla Ariadna Uxueさん(ペルー出身/スペイン語)
絵本:TEO y su cumpleaños (テオのたんじょうび)
ペルーの動物やペルーの食べ物に関するクイズなど、初めて聞くAriadnaさんのペルーの紹介に、子どもたちは興味津々でした。
絵本の読み聞かせ②
Ali Tamiah Nana Adwoaさん(ガーナ出身/英語)
絵本:Handa's Surprise(ハンダのびっくりプレゼント)
ガーナと日本で売っているフルーツの違いや香辛料を使った色鮮やかな料理の紹介をしてくださいました。表現力たっぷりのNanaさんの読み聞かせで、参加者は絵本の世界に引き込まれていました。
トーク ~世界の食べ物~
李 孝心 さん(韓国出身)、宇佐美 スパポーンさん(タイ出身)
韓国とタイの、日本との食文化や食材の違いなど講師と参加者で話し合いました。日本に来て食文化の違いで驚いたことや現地で流行っている食べ物など、初めて聞く食べ物のお話が盛りだくさんでした。韓国とタイの料理は「甘くて辛い」や「すっぱくて辛い」という同じ辛さでも違いがあるそうです。
絵本の読み聞かせ③
李 孝心さん(韓国出身/韓国語)/今西 佳林さん(中国出身/中国語)
絵本:「へいわってどんなこと?」
この「へいわってどんなこと?」は、日本の絵本作家が中国と韓国の絵本作家に呼びかけ、三か国12人の協力で作成した平和を訴える絵本です。日本、韓国、中国で出版されています。今回は初めてこの三か国語で読み聞かせを行い、「平和」の意味を考える時間となりました。最後には「幸せなら手を叩こう」の歌を日本語、英語、韓国語、中国語の4か国語で歌い、講師と参加者で交流しました。
普段あまり聞くことのない世界の国々の食文化に触れ、日本と比較することでより一層多様性への理解が深まる時間となりました。
次の「外国語で楽しむ絵本の会」は9月24日(日)です。