2024.06.09
世界寺子屋運動はどんな運動?
"世界寺子屋運動"は、(公社)日本ユネスコ協会連盟(以下、日ユ協連)によって始められた運動で、読み書きのできない人々への「学びの場=寺子屋」の普及を通して、相互理解と国際協力を進めていくことを目的としています。当センターは1990年から参加し、名古屋実行委員会の事務局を担っています。「はがき1枚からできる国際協力」として広く市民の皆さまに呼びかけ、「書き損じはがきキャンペーン」を通して集めた資金を途上国の教育支援に役立てています。
活動を始めてから、これまでに皆さまから寄付いただいた書き損じはがきは500万枚以上!
11カ国22地域に対して約1億8千444万円を支援してきました。
「書き損じはがき」はどうやってお金にかわるの?
みなさまから寄付いただいた書き損じはがきは、センターのボランティアが1枚、1枚仕分けをします。1年間に回収するはがきは約10万枚。仕分けは、投函済みなど無効はがきがないか確認し、額面ごとに束ねていく、根気のいる地道な作業です。仕分けしたはがきは、郵便局で切手やレターパックに交換し、企業や協力団体に購入してもらうことで資金化します。そして日ユ協連に支援金として送り、途上国の寺子屋の建設や教材の提供、教師の育成など識字教育の支援に役立てています。
郵便局、名古屋市内の図書館、区役所などに設置しています。
詳しくはパンフレット(PDF)をご覧ください。
"世界寺子屋運動"名古屋実行委員会は、他にはどんな活動をしているの?
市内で開催されるイベントにブースを出展し、活動の内容などを知ってもらうワークショップを実施しています。
栄のエンゼル広場で2024年4月20日(土)に開催された、連合愛知主催「第95回愛知県中央メーデー」において、ブースを出展しました。小さなお子さまから参加できる、色紙やカラーペンを使った工作教室を開催し、200名以上の方に参加していただきました。また、マスコットキャラクター"はがきちゃん"が登場し、広場をねり歩きながら写真撮影に応じて会場を盛り上げました。ボランティアのお力添えもあり、多くの方に寺子屋運動を知っていただく機会となりました。
今年の秋には、ワールド・コラボ・フェスタ2024(10月26日(土)・27日(日))にも出展予定です。
現地でどのように役立てられているの?支援先の活動について報告します。
2023年度、名古屋実行委員会では99,474枚の書き損じはがきを回収・資金化しました。そして日ユ協連を通じ、アフガニスタン、カンボジア、ネパール、ミャンマーでのプロジェクトに対し合計400万円相当を支援しました。ご寄付くださった皆さま、ありがとうございました。支援先の活動を伝える現地リポートが、日ユ協連から届きましたのでぜひご覧ください。