2024.05.15
NICの多言語スタッフに、母国の「買い物文化」について聞いてみました!
現在、彼らは日本で暮らしていますが、今でも特に記憶に残っている母国での買い物文化を教えてくれました☺
ジュリアさん(ブラジル出身)
「市場」で買い物をする時間が大好きでした。週に2回も行っていたほど!ブラジルにはもちろんスーパーもありますが、野菜や果物は市場で買うことがほとんど。 決まった曜日に市場が開催され、曜日によって場所が違うことも。
地域によって異なりますが、驚くほど大きな市場もあるんですよ。中にはアーケードがある市場もあるので、雨の日でも買い物ができます。15年前のものになりますが、私がよく行っていた市場の写真です↓
私は市場でpastel de feira(パステル)を食べる時間が大好きでした♬
パステルはブラジルの代表的なスナック(軽食)です。揚げ餃子のような感じで、揚げた生地の中にさまざまな具材が入っています。例えば、肉、野菜、チーズなどもあれば、果物が入った甘いものまで!小さい頃によく両親に買ってもらったのが良い思い出です。
日本ではあまり市場の文化がないので、時々ブラジルの市場が恋しくなります。
▲市場でパステルを食べるジュリアさん(真ん中)
ミナさん(中国出身)
なんといっても「冬」の買い物こそ、私が面白いと感じる中国の買い物文化です。私は中国の北の地域で育ちました。冬はマイナス20~30度ととても寒い地域です。そんな恐ろしい寒さが押し寄せてくる前に、ほとんどの家庭が「白菜」と「ネギ」を大量に購入します。本当に驚くほどの量で、一度に白菜は最低でも10個、ネギは30束程度。家族みんなで協力して家まで持って帰らなければならないほどの量です。白菜とネギは、東北地方の家庭料理に特に多く用いられる野菜なんです。
冬は野菜の収穫量が減り、南の地域から輸入するため、値段が高騰します。その前に購入するんです。冷凍保存する必要もないほど寒いので、冬はベランダに白菜とネギがいっぱいの光景だったことを覚えています(笑)
ちなみに北の地域では、個人営業などの小規模なスーパーで、アイスが外で売られているんですよ。友達と「どのアイスにする~?」と外で話しながらアイスを選んでいました。外の温度が冷蔵庫のようなものなので(笑)
ズォンさん(ベトナム出身)
ベトナムの旧正月では、「新しい服を着て過ごす」文化があります。アオザイなど、普段着ではない美しい服を両親が子どもにプレゼントしれくれるのです。 旧正月が始まる前に、両親と一緒に買いに行ったり、両親がサプライズでプレゼントしてくれたり。子どもの頃、その特別な時期が近づくと、私はわくわくした気持ちで胸がいっぱいでした。 その時の喜びや楽しみは、子どもの頃ならではのものでした。
▲プレゼントしてもらった服を着て旧正月を楽しむズォンさんの親戚