2024.09.05
名古屋大学大学院人文学研究科 博士前期課程2年生 ストユニチ ベティさん(クロアチア出身)
8月27日、国際留学生会館で名古屋市立大学からインターンを受入れました。会館在住の留学生に英語でインタビュー取材を行い、通訳のサポートとしてチューター*も参加しました。取材に応じてくれたのは、クロアチア出身のストユニチ ベティさんです。
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2021年に来日し、大学院で日本の映画やメディアについて研究しています。日本を留学先に選んだ理由は、14歳の時に母国で見た日本のアニメが印象的で、日本文化に興味を持ったためです。日本映画も大好きで、特にホラー映画はリアリティがあって興味深いと思います。
来日後は様々な場所へ旅行に出かけましたが、一番印象に残っている場所は大阪です。食べ物はおいしいし、街の雰囲気も明るくてとても楽しかったです。また、長野では生まれて初めて雪を見て、嬉しくて興奮しました。
名古屋での生活は快適で、日本人の友人はいつも礼儀正しく、優しく接してくれます。反面、本音を話してくれているのか分からないときがあり、コミュニケーションをとる時に心配になることがあります。なぜならクロアチアでは、人々が皆フレンドリーで、お互いの気持ちを正直に伝え合うため、文化の違いに戸惑うこともあります。それでも母国の家族と電話で話したときに「礼儀正しくなったね!」と言われ、自分自身も日本の習慣や生活に馴染んできていることを実感しています。
来日する前は、日本は島国ということから、「閉鎖的な国」というイメージがありましたが、実際には自分の周りで海外の文化に興味を持っている人々が大勢いて、共通の趣味を持つ友人とも出会うことができました。また、日本には四季があり、春は桜が美しく、夏は盆踊りに行って日本文化を体験したり、季節ごとに楽しいことが数多くあります。遠く離れて暮らす家族が恋しい時もありますが、勉学に励みながら、日々充実した生活を送っています。
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(取材・執筆)
名古屋市立大学人文社会学部 2年生 森川 愛梨さん
(通訳補佐)
愛知大学国際コミュニケーション学部 4年生 吉田 幸音さん(チューター)
*留学生の日常生活について助言したり、ISCの事業や運営に協力する学生。