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家族、友人、出会った人々――みんながいるから、あきらめずに何でもできる。 ~NIC高校生日本語教室 学習者の声~

2023.07.30

7月9日(日)、NIC高校生日本語教室の学習者や外国にルーツを持つ若者向けに、ピアサポートサロン・キャリア支援プログラムを実施しました。

ゲストは、NHK WORLDの番組「Rene Goes to School*のホストであり、多様性をテーマにした漫画作品で知られるカメルーン出身・関西育ちの漫画家、星野ルネさん(以下「ルネさん」)。

今回、番組の主人公としてルネさんの描く漫画を発表してくれたのは、NIC高校生日本語教室の学習者であるヒデキさんです。

*「Rene Goes to School」:星野ルネさんが外国ルーツの若者たちの学びの場を訪ね、彼らと交流を重ねながら、その方の悩みや夢を漫画にする28分番組。 (番組視聴はこちらから!)

笑顔の絶えない家族がいるから、今の自分がある。-ヒデキさん

「僕の笑顔にはルーツがある――」。

3年前(2019年)にペルーから愛知県に引っ越してきたヒデキさん。地元の中学校では、日本語の理解が乏しく友達がなかなかできません。

新しい環境下で思うようにいかず、不安になる日々...。

それでも学校に通い続け、休み時間も日本語の勉強に励みました。

あきらめずに努力し続けられたのは、笑顔が絶えない家族の支えがあったから。

そんなヒデキさんの姿に周囲が気づき、少しずつ友達が増えていきました。

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ルネさんが描いた自身のストーリーを発表するヒデキさん



1人で闘うよりも、誰かに相談できる勇気をもつことの方が難しい。-ルネさん

外国ルーツをもつ若者が集った9日のイベントでは、ルネさんが彼らに向けてメッセージをくれました。

「(日本で暮らしていて、色々な不安や壁もあると思うが)1人で闘おうとしてしまったらだめ。『1人でできることが強いんだ』と自分も思っていたけれど、実は誰かに相談し、頼ることができる人の方が強いんだよね。自分ができないことに向き合って、それを誰かに話す勇気を持つことは、とても大事。すごく良い言葉があって、『早く行きたければ1人で行きなさい、遠くへ行きたければみんなで行きなさい*』。人生は、早く行くより長く生きていかなくちゃいけない。周りの人を巻き込んで、みんなと一緒だからこそ、遠くまで、色々なことにチャレンジできる。ヒデキ君の話を聞いて、皆にもそのことが伝わったと思う。」

*アフリカに古くから伝わることわざの1つ。

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星野ルネさん(写真右)


今まで出会ったたくさんの人からのサポートがあれば、あきらめずになんだってできる。

ここにいる参加者は、同じ日本語教室に通う友だちも含めてみんな仲間です。自分も日本に来た時はわからないこともたくさんありました。

それでも、周りの人からのサポートを受けてあきらめずに頑張れたからこそ、今の自分がいます。

一緒にトライできる仲間がいれば、なんでもできるし、何にでもなれます。(ヒデキさん)

「できるよね?」(ルネさん)

―――「できます。絶対。」(ヒデキさん)

 

ペルーで共に過ごした祖母の介護の経験から、現在は介護士になるための努力を続けているヒデキさん。

「おばあちゃんにしてあげたかった、楽しくて安心を与えられる―――まるで家族と一緒にいるような気持ちになれる、そんな介護士になりたいです。」

祖母から、家族から受け継いだ笑顔で語ってくれました。

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