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みんなが輝く"まち"をつくる ~日本語教室の新たな可能性~

2023.12.22

 現在名古屋市にはおよそ145か国、88,000名の外国人市民が暮らしています。外国人住民の日本語サポートを行っている地域の日本語教室ボランティアに向けて1028日(土)・1118日(土)に研修を行いました。(全2回)

 

「ホントのやり取り ~日本語教室での対話活動~」

 第1回の研修では、文化庁地域日本語教育スタートアッププログラムアドバイザーの吉田聖子さんをお招きしました。従来の日本語を教える場だけの教室では、日本人ボランティアと外国人住民の間に、教える・教えられるという関係性が出来てしまいがちです。その関係性を超えて、対等に学び合うためには、人と人の「ホントのやり取り」である対話が、これからの地域日本語教室に求められるとお話しされました。後半には外国人ゲストを交え実際に対話による活動を体験しました。

第1回目写真.JPG

「日本語にとらわれない日本語教室」

第2回目_福村先生写真.JPG

 第2回研修講師である茨城大学助教授の福村真紀子さんは、日本語教師として日本語学校に勤務していた際に、生徒から「日本語学校では日本語は上手くなりません。アルバイト先の焼き肉屋で上手になります。」と言われたことがきっかけとなり現在の活動を始めました。福村さんが立ち上げた「多文化ひろばあいあい」では、日本語を教える活動は行いません。料理を作ったり、ダンスをしたり、日本人・外国人関係なく「誰もがイニシアチブをとって主役になれる」活動をしています。日本語教室という枠を超えて、外国人住民がまちの人々とつながり、日本社会で輝けるよう手助けしています。

「みんなが輝くまちをつくるために」

第2回目_パネルトーク写真.JPG

 この地域で活躍されている左楽陽さん、土肥秀麗さん、ポッダル プロビル クマールさんをゲストにお迎えしてお話を伺いました。3名とも、日本語教室のボランティアや多文化共生事業のイベント企画・運営等、意欲的にご活動されていますが、今活動ができているのは、「一緒にやってみない?」と声をかけ、"地域"につなぎ、彼らを継続的にサポートしている日本語ボランティアなどのキーパーソンの存在が大きいとお話しされていました。

「多文化共生×まちづくり ~人とまちをつなぐ日本語ボランティアセミナー~」

今回の研修を通して、タイトル「人とまちをつなぐ日本語ボランティアセミナー」にある様に、地域の日本語教室が多文化共生の場となり得ること。さらには、日本語教室が地域につながって、多くの人々を巻き込み"誰もが笑顔で輝けるまちづくり"の実現に貢献できると学ぶ機会となりました。

 

※「名古屋市内のボランティア日本語教室サーチ 『なごにほ』」

名古屋国際センターは、令和2年度より、名古屋市の文化庁補助事業「地域日本語教育の総合的な体制づくり推進事業」に取り組んでいます。名古屋市や4名の地域日本語教育コーディネーターとともに、この地域の日本語教育の充実を図るため、様々な活動をしています。令和3年度には、ボランティアや学習希望者と教室をつなぐ「日本語教室検索サイト『なごにほ』」を立ち上げました。現在名古屋市内にはボランティアによって運営されている約40の日本語教室があります。

あなたのまちにもきっと、楽しく参加できる日本語教室があるはずです!

ぜひ、探してみてください https://www.nic-nagoniho.jp/

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