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進学先選び、日本語学習、受験勉強はどうしたらいいの? ~ピアサポートサロン@外国人の子どもと保護者のための進路ガイダンス2024~

2024.08.16

 7月27日(土)に開催した「外国人の子どもと保護者のための進路ガイダンス2024」に併せて、「ピアサポートサロン」を開催しました。ピアサポートとは、英語で「仲間」や「(年齢・地位・能力など)【同等」の立場を意味する「Peer」と支援を意味する「Support」を組み合わせた言葉で、同じテーマの悩み、課題を持つ人々どうしが支え合うことです。名古屋国際センターでは、子育てや若者のキャリア形成などテーマや対象者を変えながら、同サロンを開催しています。今回は、外国人保護者を対象に子どもの進路や子育てをテーマに実施しました。                                                                     

 

 会場に設置されたピアサポートサロンのコーナーでは、の日本で子育てを経験したり、教育分野に関わっている中国、ネパール、フィリピン、ペルー出身の「先輩」が、ピアサポーターとして保護者と子どもたちの悩みに耳を傾けていました。「来日したばかりの子どもが通いやすい日本語教室はどこか」、「日本語をどのように学べばいいのか。なかなか上達しない」、「来日したばかり。学校では日本語しか学習していない。他の教科の学習はしなくてもいいのか」など、保護者から疑問や悩みが投げかけられました。また、「高校をどう選んでいいか、わからない」など、高校等の進学先、そして選ぶ基準についての情報が不足している現状を訴えていました。

 

 保護者たちの悩みに対し、サポーターは、「名古屋市内の日本語教室サーチ なごにほ」を使い、相談者の自宅近くの日本語教室を一緒に探したり、テレビや動画をたくさん見ることで、日本語に聞き慣れるなど日本語上達へのヒントも伝えていました。また、進路や学習について不安に思っていることは、子どもたちではなく保護者が学校の先生に直接相談したほうが良いなど、サポーター自身の経験や支援で培った知識をもとにアドバイスをしていました。

 

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▲保護者と子どもの気持ちに寄り添いながら、話を聞くサポーター(左から2人目)▲

 

 来日間もない子どもたちは、日本語を勉強しながら、各教科のテストで結果を残し、必要な評定を得なくてはなりません。しかしながら、言葉のハードルにより、成績を上げることは容易ではなく、学校の選択肢が狭くなりがちです。サポーターは、希望する進学先に行けるよう成績を上げるコツとして、「英語や数学など、テストで点数が取れそうな教科を集中的に勉強していくことも大切である」とアドバイスをしていました。

 

同国出身でなくても、異国で子育てをしている保護者という同じ立場の先輩によることばは、日本人支援者が伝える以上に、保護者や子どもたちの心に響いたようです。参加した保護者からは、「子どもたちに日本で充分な教育の機会を与えられるよう、親として努力したい」などのコメントがありました。

 

「外国人の子どもと保護者のための進路ガイダンス」とは・・・

外国人の保護者と子どもを対象に、日本の教育制度、進路や高校進学についての情報を伝えるガイダンスです。毎年、夏休みの時期に開催しています。

★当日の配布資料は20249月下旬名古屋国際センターホームページ上に公開予定です

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