2025.07.20
6月1日は、「世界朝食の日」。それを記念して、在名古屋トルコ共和国総領事館主催で、「トルコの朝食」を紹介するイベントが開催されました。場所は、在名古屋トルコ共和国総領事公邸。ギュミュシュカヤ総領事が収集したザクロの陶器が飾られた部屋で行われました。
会場に入り、真っ先に目に入ったのは、テーブルいっぱいに並んだ料理でした。トルコでは、朝食は一番大切にしている食事です。週末には、家族や友人とゆっくりと朝食を楽しむそうです。
たくさんの料理の中で、ギュミュシュカヤ総領事のお勧めは、「イマム バユルデゥ」(ナスの冷
製)です。料理の名前の意味は、「お坊さんがひっくりかえった」。お坊さんがひっくりかえるほどおいしかったというのが名前の由来です。トルコでは、オリーブオイルをたっぷりかけて食べるとのこと。この日の「イマム バユルデゥ」は、日本の人たちにも食べやすいようにオリーブオイルを控えめにしたとのことでした。
今回、提供された料理のほとんどが、公邸シェフの手作りです。もちろん、愛知県内のトルコ料理店で購入したものもありました。輸入食材店等で購入できるものもありますが、手作りやはり一味違いました。ひよこ豆のペーストである「フムス」は、ごまペーストが入っており、より深い味になっていました。パンやジャム、デザートにもごまが使われていました。
シェフの手作りの料理で、そのほかに人気だったものは、レモネードです。トルコでは、レモネードを手作りするそうです。砂糖もはいっていますが、日本のレモンで作ったこともあり、ほどよく甘く酸味が感じられるレモネードでした。
◀シェフ手作りのレモネード
トルコの朝食で欠かせないのが、「チャイ(紅茶)」です。トルコでは、ストレートで、ガラス製のチューリップ型のグラスで飲みます。イベント中、チャイを飲み終えそうになると、スタッフの方がグラスにお代わりを注いでくれました。チャイを飲みながら、普段なかなか聞くことができないギュミュシュカヤ総領事の小さい頃や、トルコの地方についてお話を伺うことができました。最後に、ユネスコ無形文化遺産であるトルココーヒーが振舞われました。
世界三大料理の一つであるトルコ料理。また食べたいと思うほど、提供された料理のすべてがとても美味しかったです。トルコ料理と言えば、ケバブが思い浮かびますが、他にも美味しい料理があることを知りました。また、愛知県内でもトルコの家庭料理やパティスリーを扱う店があります。是非、行ってみてはいかがでしょうか。
在名古屋トルコ共和国総領事館