2025.10.09
令和6年度末に初めて10万人を突破し、多くの外国人が暮らすマルチカルチャー(まるかる)な街、名古屋。
NICでは毎年、8月の「名古屋市多文化共生推進月間」に併せて、この地域に暮らす外国人のお話を聞くイベントを開催しています。今回は、来年愛知・名古屋で開催予定の「アジア・アジアパラ競技大会」をテーマにNIC地球市民教室(※)の講師として活躍中の3名のゲストをお招きし、母国の文化やスポーツついてお話を伺いました。
また、大会の競技種目にちなみ、「ボッチャ」や中国の文化の一つである「太極拳」を体験し、大人から子どもまで60名の参加者が国際理解を深めました。
-
イントロダクション
名古屋市の多文化共生の状況やアジア大会に関するクイズからスタート!参加者は、楽しそうにクイズにチャレンジしていました。難易度の高い問題もあった中、見事5問全問正解された5名の方にはプチギフトの贈呈も。開始早々、会場は大盛り上がりでした。
・第1部:「知ろう!アジアの国々」
王 振紅(オウ シンコウ)さん(中国出身)、 コスタ メリンナゲ プラサーディ マヘーシカさん(スリランカ出身)、
ハフィヤンダ ラザンさん(インドネシア出身)の3名が、それぞれの母国の文化やスポーツについて紹介しました。ユーモア溢れるお話に、参加者は興味深そうに耳を傾けていました。特に、インドネシア出身のラザンさんは、日本にも馴染みがあるスポーツやインドネシア独自のスポーツを幅広く紹介してくれました。ジョークを交えながらの楽しいお話に、会場は笑顔で包まれました。
-
第2部:「体験しよう!太極拳」
王さんの動きに倣って、心地よい音楽に合わせて全員で太極拳を体験しました。王さんは、その場で直接、参加者から肩や腰などの体の不調を感じる部分を聞き出し、それを軽減させる動きも教えてくれました。太極拳では、「緩急」のメリハリが大切であると語っていました。みんなで太極拳を体験し、心も体もリフレッシュしました。
-
第3部:「聞いてみよう! あなたのはてな ~講師との交流タイム~」
講師と直接話せる交流タイムでは、各言語での挨拶を試したり、文化についての質問をしたりと、参加者は自由に楽しみました。
特に、スリランカ出身のコスタさんは、スリランカのお土産として丁寧に準備された紅茶とその説明書を参加者に手渡しながら、スリランカの文化に関する質問に答えたり、日本での子育てについて語ったりしていました。
講師一人ひとりの心のこもったお土産を手に、嬉しそうに持ち帰る参加者の姿がとても印象的で、心温まる交流の時間となりました。
-
アジアパラ競技大会「ボッチャ」の体験コーナー
アジアパラ競技大会の正式種目「ボッチャ」を、子どもから大人まで気軽に体験できるコーナーを設けました。
的に向かってボールを投げて得点を競う簡単なルールにし、子どもたちは熱狂していました。
3ヵ国の講師との交流、中国の太極拳、ボッチャの体験は、特に子どもたちにとって夏休みの良い思い出になったことでしょう。
※NIC地球市民教室について、詳しくはコチラ から