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【グローバルに考える若者vol.3~Nanyo Company部の地域貢献~】

2024.12.24

本特集記事では、グローバルな視野を持って活躍する若者たちのボランティア活動に焦点を当て、彼らがどのようにしてSDGs(持続可能な開発目標)等の達成や社会に貢献しているのかを取材しました。特に環境保護に関する取り組みを中心に、地域を超えて広がる若者たちの情熱や思い、また、これまでの歩みや今後発信していきたいことなどを紹介します。未来の地球を守るため、次世代のリーダーたちがどのように力を合わせて挑んでいるのか、その実態に迫ります。

★本特集は3回(Vol.1~3)の連載で記事を投稿していきます。今回はVOl.3です。

これ.jpg 愛知県立南陽高校でフェアトレードやアップサイクルに関連した活動を行い、地域&社会貢献を目指しているNanyo Company部。部活動中にお邪魔し、顧問の三輪先生、部長の北川さん、副部長の山城さん、部員の梁取さんと小合さんに、地域への思いや、部員皆さんの将来へつながる取り組みについて伺いました。

Nanyo Company部の紹介をお願いします~

【三輪先生】

十数年前からある部活で、部員は現在6名在籍しています。南陽高校は総合学科なので、コースが分かれています。Nayo Company部も商業班、環境班、総務班に分かれて活動をしていて、週3回放課後に集まっています。

元々、地域の皆様からの支えのもとに成り立っているので、授業で得た商業や情報、フード等に関する知識を活かして、地域へ貢献する活動がしたい、という思いから発足された部活動です。その思いを現在在籍している部員も引き継ぎながら活動しています。

地域の農家や企業と協力しあって、フェアトレードに関する商品を開発して、イベントや校内で販売するのが主な活動のひとつですが、"なごやさいレシピ"といった地域で生産された野菜を活用したレシピの考案や、地域の川を綺麗にするための取り組み、また、社会の役に立つ仕組みの考案など、活動内容は様々です。

【北川さん】

このような取り組みをしている部活は他にあまり無いように感じ、"自分も地域に貢献したい"、"ボランティアしてみたい"、"商品開発してみたい"などという希望もあって、私含め、部員たちも入部を決めたんです。

【山城さん】

何かしらの部活動に参加したいなと、何かないかと探していたところ、Nanyo Company部の部活動紹介を見たのです。ボランティアをしたいと考えていたので、社会貢献に関する活動をしていることに興味を持ちました。また、将来保育士になりたいという夢があるので、活動を通してイベントなどで子どもと関わる機会があることにも魅力を感じ、入部しました。

【三輪先生】

他にも、私が直接薦めて、「地域貢献したい!」と賛同して入部を決めた部員や、2年生になってから自ら希望して入部した部員もいます。部活動への入部が必須ではなくなったり、現在の部員は6名と少数ですが、社会貢献もできて将来に役立つことが学べたり、高校生のうちから地域の大人(企業や農家の方)と接する貴重な経験ができたりする魅力的な部活なので、来年度以降もっと部員が増えれば嬉しいなと思っています。

写真1.jpg

~地域への思い・社会への貢献~

【梁取さん】

僕らはこの港区や周辺で生まれ育っているので、「この地域をもっと良くしたい!」という思いがあります。なかでも僕が主に取り組んでいるのは近くにある戸田川を綺麗にするための取り組みです。

【三輪先生】

戸田川は地元では汚いイメージを持たれている川です。上手く水が流れてこないダムのような造りになっていることが、汚くなっている原因かと思われます。

【梁取さん】

川を綺麗にするために、まずは地域の人々に原状を把握しておいてもらう必要があると考えました。そのため、川の専門家を呼んで水質調査から取り組み始めました。現在、この調査結果をもとに、地域に現状を発信し、川がこれ以上汚くならないよう呼び掛けていきたいと思い、色々と方法を考えているところです。

【小合さん】

僕はフードコーディネートコースで食べ物について学んでいることから、授業で学んだ知識を活かして、主に地域の野菜や果物を使ったレシピを考案する活動に取り組んでいます。

港区南陽が名古屋市内で農業の盛んな地域であることを発信するために作成された、港区「なごやさいレシピ」にも協力しています。名古屋市の公式YouTubeチャンネル「まるはっちゅーぶ」にも、僕たちNayo Company部が考えたレシピを紹介する動画がアップロードされたんですよ!よければ見てくださいね。

https://youtu.be/y2BB6p7ao6k?si=LIF5WMcnKtWX6ZPL

【山城さん】

私はNanyo Company部として、11月に山梨県富士吉田市で行われた「全国高等学校eDIY選手権大会 ダイフェスタ」に出場したんです。この大会は身近な課題をテクノロジーを用いて解決するアイデアと過程を競うものです。商品販売時の在庫管理問題(在庫数を数える手間)をテーマに、重さセンサとクラウドを用いて発表し、フロンティアアワードを受賞することができました!賞を受賞できたことだけではなく、日常に便利なものを作って社会貢献ができたことや、全国の方と交流できたのも良い経験になりました。

 

写真2.jpg

~将来へつながる取り組み~

【梁取さん】

地域の農家の方や企業と協力してフェアトレード商品を開発することが多いのですが、大人の人とアイデアを持ち寄って打ち合わせをしたり、地域の方の意見を直接聞いて廃棄予定の農作物を活用したりできることに、やりがいを感じています。でも、商品開発をした後、「販売」という壁に直面することもしばしばあります。イベントや校内で商品を売っていますが、なかなか難しく、今後の課題だと感じています。困難も含めて、社会に出る前に良い勉強ができているなあ、と実感します。

【小合さん】

「なごやさいレシピ」や商品開発の際のレシピ考案は楽しいですが、分量の調整などは一からになるので難しくもあります。しかし、授業で学んだ知識をフル活用してレシピが完成した時の喜びは大きいです。他ではできない経験ができていて、この部活に入っていて良かったなあ、とやりがいを感じる瞬間です。

【山城さん】

私はこの部活動で学んだ知識や経験を、将来保育士になって子どもたちに伝えていきたいな、と思っています。

【北川さん】

部員それぞれ、活動に取り組むなかで、将来役に立ちそうな学びや経験がたくさんあるな、と日々実感しています。無駄にせず将来に繋げていけるよう、今後もNanyo Company部を通して様々な問題に取り組んでいきたいと思います。

 

 

 

Nanyo Company部のインスタグラム

https://www.instagram.com/nanyo_company_club

 

 

 

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