名古屋国際センターNIC

こんなときはナビ

色の変更

文字サイズ

こんなときはナビ

こんなときは?ナビ

ボランティアがしたい

ボランティアが
したい

施設を借りたい

施設を
借りたい

NICの活動に関わりたい

NICの活動に
関わりたい

外国語を勉強したい

外国語を
勉強したい

イベントに参加したい

イベントに
参加したい

NIC NEWS Web

「ペットと名古屋の未来~持続可能な共生のかたち~」vol.1

2025.11.30

 コロナ禍を経た今、ペットの需要が増えているとも言われます。その一方で、飼い主のペットに向き合う姿勢が改めて問われています。ペットと暮らす日々の中で、日本人だけでなく外国人もさまざまな困難に直面する場面が少なくありません。
 本特集では、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」をテーマに、ペットとの持続可能な共生のあり方について考えます。今回は、ペットオーナーである外国人の方々と、(公社)名古屋市獣医師会が運営する「名古屋市 人とペットの共生サポートセンター」を取材しました。全2回にわたりお届けします。

 まずは、名古屋国際センターで通訳などを務める外国人スタッフの方々にお話を伺いました。
ペットを飼ううえでの日本人との違いや困りごと、わからないこと、知りたいことなど――外国人ならではの視点を紹介します。

NNW掲載画像.pngリリアナさん(エクアドル出身)に聞いてみました♪

 飼い始めて23年になる犬(雑種)のハントちゃんとウサギのラウちゃん。長男がエクアドルに帰国し、寂しくなった長女が「どうしても飼いたい!」と言い出したのがきっかけでした。
 エクアドルでは、犬は番犬として、ウサギは食用としてスーパーの肉売り場に並ぶのが一般的です。犬やウサギをペットとして可愛がる私たちの姿を母国の人が見たら、きっと変わり者に見えるかもしれません(笑)。      

 日本のスタイルに合わせてきちんと飼いたいので、予防接種の案内や飼い方マニュアルのようなものが、外国語でも手に入ればいいなと思うことがよくあります。

タミさん(ブラジル出身)に聞いてみました♪3.png

 パピヨンとポメラニアンのミックス犬・エミちゃんを5年ほど飼っています。一人っ子の息子がエミと一緒に育つことで、いろいろな学びや外出の機会が増えることを期待しています。
 うちの犬は、日本語だけでなくポルトガル語も理解しているようで、まるで"バイリンガル犬"ですね(笑)。
 ブラジルと比べると、日本では「ペット可」の物件が少ないと感じます。そのため、周囲の外国人から「引っ越しを機にペットを飼えなくなって困っている」という話をよく聞きます。外国人は住まいを変えることが比較的多いので、ペットを飼う前に「一生面倒を見られるか」をしっかり考えることが大切だと思います。また、ペット保険の加入やしつけを学ぶための相談窓口などについても、もっと情報があれば嬉しいですね。

4.pngレティさん(フィリピン出身)に聞いてみました♪

 チワワのポンちゃんは、里親サイトを通じて5年前に譲り受けました。手続きのチェックが厳しく、必要な書類も多かったのを覚えています。
 以前のフィリピンでは犬を食用とする文化(犬食文化)もありましたが、今ではペットとして可愛がるのが主流です。
 行政登録や予防接種など、日本特有の飼い主の義務やルールは日本語表記のみだったため、当初は理解できないことばかりでした。
 また、フィリピンではリードを使う習慣があまりないため、つい放し飼いにしてしまい、家から脱走したことも。今では、リードの大切さを実感しています。

パツィさん(メキシコ出身)に聞いてみました♪5.png

 チワワを5年ほど飼っています。112日(死者の日)に迎え入れたので、映画『リメンバー・ミー(原題:Coco)』にちなみ「ココ」と名づけました。
 息子が社会人となって家を出た当時、夫婦二人だけの生活となり少し寂しくなりましたが、ココの存在が我が家を明るくしてくれました。
 日本人の夫には犬を飼っている友人も多く、周囲からいろいろと教わることができましたが、もしそのような環境がなかったらもっと苦労していたと思います。
 犬の登録や予防接種、保険加入など、母国とは違う日本独自のルールがたくさんあります。ペットのことを思うと、飼い主として責任を持ち、きちんと理解して対応すべきですね。

 愛情を注ぎながらペットと暮らすうえで、飼い主の悩みや心配ごとは外国人でも日本人でも変わりません。
 しかし、日本で「常識」とされる手続きやマナーが、彼らにとって必ずしも当たり前ではないことに改めて気づかされます。
 ペット文化の違いに加え、情報提供の多くが日本語のみであるため、地域での日常的なつながりや交流がとても大切です。
 身近に「聞ける・聞いてもらえる」環境があると、もっと安心して共に暮らせそうですね。


(次回予告)

 次回は、「名古屋市 人とペットの共生サポートセンター」の取材の様子をお届けします。今回登場した外国人スタッフの声もふまえながら、ペットと防災などをテーマに、持続可能な共生のあり方を探ります。

 

NICからのお知らせ

お問い合わせ

Copyright © Nagoya International Center All rights reserved.