2025.08.03
私たち日本人にとって、普通であたりまえに思えるものも、外国人の方々の目には違った魅力として映るようです。
今回は、母国に持ち帰ったことがある日本のお土産についてNICの外国人スタッフ、7カ国11名に尋ねてみました。
★日本らしさ×軽さ×数~現実目線でお土産選び ダントツ人気はKitKat(キットカット)
イギリス生まれのチョコレート菓子、キットカット。抹茶、さくら、焼き芋など日本らしいフレーバーが豊富ですが、地域や季節、期間限定を合わせると、その数は、なんと数百種類にもなるそうです。これほど多彩なフレーバーが展開されているのは日本だけだとか。
個包装になっているので、お土産として配りやすく、日本らしさもあって人気があるようです。飛行機での移動を考えれば、軽さも大事なポイントですよね。
★抹茶味ならOK? 実は好き嫌いが分かれる日本ならではの味
抹茶は昨今の健康ブームで世界中で注目されていますね。抹茶味のものをお土産にすれば確実!という声がある一方で、「ろうそくのような味がする」、「苦い」などの反応もあり、あまり喜ばれなかったとの声も聞かれました。その他、梅やあずきなど、日本ならではの味は、外国の方にとってハードルが高く感じられることもあるようです。
また、寿司は世界中で人気がありますから、海苔は喜ばれるかと思ったら、「テープみたい」、「本当に食べられるのか?」などといった声も。
「日本らしさ」と「絶対に喜んでもらえる」は意外と両立しないのかもしれません。
★日本製はもれなく高品質?!
化粧品も喜ばれるもののひとつです。なかでも人気なのはフェイスパックや日焼け止め。「米」や、「酒」などの漢字のデザインをあしらったパッケージを選ぶのがポイントだそうです。日本からのお土産ですから、見た目にも日本らしさがあると喜ばれるようですね。
直接肌に触れるものには慎重になりそうですが、日本のモノなら大丈夫、日本製なら安心だと喜んでもらえるのだとか。化粧品だけに限りませんが、日本の品質が海外で評価されていることは嬉しいですね。
★自分が感動した味を大切な人に伝えたい
あるベトナム人スタッフは、日本のりんごのあまりの美味しさに感動したそうです。家族にも食べてもらいたいと思ったけれど、持ち出すことは無理だと分かって諦めたそうです。筆者自身も台湾の台北で食べた葱抓餅(ツォンジュアピン)に感動し、どうしても家族に食べさせたいと、日本に帰国する当日の、朝一番にお店にかけつけ、行列に並んだことがあります。
お土産は単なるモノではなく、大切な人を想う気持ち、自分が感動したものを大切な人と共有したいという気持ちの表れなのでしょう。
★お土産に正解はない
人や、文化によって、喜ばれるものは違って当然ですが、相手を想って選んだ気持ちそのものがお土産。それを受け取った相手から笑顔が返ってくるといいですね。
★外国人スタッフに人気のお土産の数々
【お菓子編】
板チョコ、ブラックサンダー、コアラのマーチ、たけのこの里、きのこの山、ミルキー、キャラメル、ポッキー、塩昆布、坂角のゆかり、ゼリーやクリーム入りのマシュマロ、せんべい、あられ(海苔はついていないほうが好まれる?)
【雑貨編】
ブックマーカー、扇子、東京など地名入りマグネット、サンリオグッズ、イヤリング、箸、電化製品 線香、文房具、Tシャツ、キーホルダー
日本からのお土産を選ぶ際、参考にしてみてくださいね。