NIC NEWS Web
2023.06.16
名古屋国際センターでは、地震等の大規模災害発生時に言語の面から外国人被災者に寄り添いサポートする「災害語学ボランティア」制度を運営しています。 同ボランティアは避難所等で通訳・翻訳活動や外国人被災者への困りごとの聞き取り等を行います。 令和5年4月末現在、27言語281名の方にご登録いただいており、平時は研修等によりブラッシュアップを図っています。
今年度第1回目の研修を5月19日に実施しました。研修の前半には、「避難所とその運営」をテーマに名古屋市防災危機管理局の方にご講義いただき、災害語学ボランティアの活動場所のひとつである避難所について、理解を深めました。
避難所の運営や機能を知ることで、ボランティアとして避難所で活動する時に注意すべきことや、困っている人々の不安や焦りに寄り添い、臨機応変に対応することが大切であることを学びました。
研修後半では、(公財)仙台観光国際協会の「多文化防災ワークショップ」を活用したワークを行いました。避難所でのエピソードを読み、その状況下で災害語学ボランティアとしてどのように行動するかグループで話し合いました。
今後も当センターでは、各種研修や防災訓練等を実施し、災害語学ボランティアの皆様をはじめ、名古屋市や関係団体とともに有事への備えを進めていきます。
★災害語学ボランティアの登録にご関心のある方はこちらをご覧ください。